今日は、過去に撮影した東京駅の写真(撮影日: 2003年3月6日)をアップする。
また、東京駅の駅舎の復元工事が行われた経緯や現在の姿の画像も掲載する。
※記事の最終更新日: 2023年10月16日
2003年の東京駅の姿
学生時代に春休み(2003年)を利用して、仙台から京都の方まで青春18切符で旅行した帰りに、東京駅で降りて撮影した写真。
※使用機材:OLYMPUS C-700 Ultra Zoom
ちなみに、東京駅丸の内駅舎は2007~2012年に復元工事(復原工事)が行われたので、写真の建物は現在ある建物とは異なる。
「何を復元したのか」ということを僕はよく理解していなかったので、この機会に調べてみた。
東京駅の何を復元したのか
そもそも、東京駅が完成したのは第1次世界大戦が始まった1914年。駅舎は建築家の辰野金吾が設計した。
※完成当時の東京駅 -引用元:「日本写真全集 (7) 都市の光景」
この駅舎は頑丈に作られていたので、1923年の関東大震災でも壊れなかった。
しかし、第2次世界大戦の空襲で駅舎のドームや3階部分が燃えてしまった。
戦後に修復されたが、資材があまりなかったため、ドームは復元されずに八角屋根になり、損傷が激しかった3階部分は撤去されて2階建てになった。つまり、この時点で駅舎はオリジナルの姿ではなくなってしまったのである。
21世紀に入り、駅舎を1914年の姿に復元しようという動きが始まり、2003年4月に(おそらく復元する前提の元に)駅舎が国の重要文化財に指定された。
そして、2007年から復元工事が始まり、2012年に工事が完了した。
僕は国の重要文化財になる約1カ月前の東京駅を撮影したことになる。当時はそんなことは全く知らなかったが。
現在の東京駅の姿
下は復元後の駅舎の写真や画像。一枚目は僕が撮影したものではなく、フリー素材の写真を拝借した。二枚目はAIで生成した画像。
復元前(改修前)よりも復元後(改修後)の方が迫力のあるゴージャスな建物となっている。
※画像引用元: pixabay
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